文字瓦国際シンポジウム―龍角寺を中心として―
日程 2006年10月7日(土)・8日(日)
会場 明治大学駿河台校舎リバティータワー
主催:明治大学古代学研究所
7日:1001教室(地下1階) 8日:1021教室(2階)
10月7日(土) 13時 ~ 17時40分
開会の挨拶 吉村武彦 13時 ~ 13時 5分
龍角寺の文字瓦が提起する問題 山路直充 13時 5分~ 13時20分
龍角寺の文字瓦1(瓦の製作) 清地良太 13時20分~ 14時
龍角寺の文字瓦2(文字の記名) 中村友一 14時 ~ 14時40分
龍角寺創建期の瓦生産 山路直充 15時 ~ 15時40分
7世紀畿内地域の文字瓦 志賀 崇 15時40分~ 16時40分
古代東国における手工業生産 荒井秀規 16時40分~ 17時40分
10月8日(日) 10時 ~ 17時
古代日本語の文字表記 犬飼 隆 10時00分~ 11時00分
古代日本の窯業生産 菱田哲郎 11時00分~ 12時00分
昼食 12時00分~ 12時50分
韓国古代における文字使用の様相 山本孝文 12時50分~ 13時50分
韓国の文字瓦―百済の文字瓦を中心に― 沈 相六 13時50分~ 15時10分
休憩 15時10分~ 15時30分
討論 15時30分~ 16時55分
閉会の挨拶 16時55分~ 17時
司会 川尻秋生 山路直充
発表者・司会所属(五十音順)
荒井秀規(藤沢市教育委員会) 犬飼 隆(愛知県立大学)
川尻秋生(早稲田大学) 志賀 崇(京都大学大学院)
沈 相六(韓国扶余国立文化財研究所) 清地良太(駒澤大学大学院)
中村友一(明治大学大学院) 菱田哲郎(京都府立大学)
山路直充(市立市川考古博物館) 山本孝文(韓国高麗大学)
主催 科学研究費研究プロジェクト「文字瓦・墨書土器のデータベース構築と地域社会の研究」
(研究代表者 吉村武彦)
共催 明治大学古代学研究所
趣旨
研究プロジェクト「文字瓦・墨書土器のデータベース構築と地域社会の研究」(研究代表者
吉村武彦、2004~2006年)は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B2)を得て、明治
大学古代学研究所の協力のもと、全国の文字瓦のデータベース化と研究を推進中である。その
研究・調査の一環として、千葉県龍角寺出土文字瓦の悉皆調査を実施している。龍角寺の文字
瓦は、周辺の地名や集団名がまとまって記名され、7世紀第3四半期の関東地方の出土文字資料
として、埼玉県稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣以降のまとまった資料群であり、歴史資料だけで
なく言語学の分野でも貴重な資料である。また、龍角寺周辺は印波国造の本拠地として後期~
終末期の龍角寺古墳群が広がり、これらの文字瓦は関東の古墳から寺への移行、評や五十戸の
成立を考える上でも重要である。今回のシンポジウムでは、龍角寺の文字瓦の記名の意味につ
いて、同時期の韓国と畿内地域の文字瓦と比較して、その表記・表音の問題に触れながら、解
明をめざしていきたい。
※資料代 無料、申し込み 不要(参加自由)
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