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講 題:「世界地図に日本像はどのように認識されてきたか」(日文研学術講演会.第42回学術講演会.千田 稔先生・今谷 明先生退任記念講演会)
主講人:千田 稔(日文研 教授)
日 時:20008年3月13日(Thur) 14:00~16:30
會 場:講堂(日文研ホール)
致 詞:片倉もとこ(日文研所長)
主持人:小松和彦(日文研教授)
內容簡介:
古代以来、日本を表現する地図として素朴な行基式日本図しかもたず、これにみずから改訂を加えるということもなかった。また、朝鮮半島以外には伝わらなかったため、ヨーロッパで製作された世界図には、航海によって得られた印象的な日本図しか描かれなかった。1590年から二年余り日本に滞在したポルトガル人モレイラの手を借りて、ようやく行基図の海岸線が一部かきかえられ、ヨーロッパの世界図に、なお、稚拙ではあったが、行基図から脱した日本図が描かれはじめた。同時に自前で徳川幕府は「慶長日本総図」を作り、国土の姿を自分の目で確かめることができる段階にいたった。 16世紀末から17世紀初頭にかけては、舶来された世界図と日本図とからなる一双の屏風が作られるなど、朱印船貿易・南蛮貿易によって日本がはじめて経験したグローバル化がもたらした世界観の変容の時代であった。
備 註:申込先着500名。無料。
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