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第6回移民コミュニティ言語研究会「中央アジアと東アジアの言語接触」


日時:2006年10月27日(金) 18:30~20:30
場所:東京大学 本郷キャンパス 山上会館 地階 会議室001

『多言語都市における言語とアイデンティティ―旧ソ連中央アジアの民族的マイノリティの言語選択―』
発表者:ムニサ・バフロノヴァ(東京大学大学院 総合文化研究科 院生)

【要旨】本発表の目的は、独立後の旧ソ連中央アジアにおける言語政策の
変化が、諸民族のアイデンティティにどのような影響を与えているのか、
社会言語学的観点から検討することである。特に、民族的マイノリティの
言語選択に着目することで、言語とアイデンティティの関係性を考察したい。
資料としては、ウズベキスタン、クルグズスタン、タジキスタンの9学校に
おいて820人を対象に実施した質問票調査の一次データを用いる。

『モンゴル語・中国語の混合言語におけるバイリンガル動詞―中国黒竜江省のドルブット・モンゴル人コミュニティの言語を事例として―』
発表者:包聯群(東京大学大学院 総合文化研究科 院生)

【要旨】中国黒龍江省のドルブットモンゴル人コミュニティの日常言語(DMCL)
はモンゴル語の文法をベースにし、中国語起源の語彙を多く取り入れた混合言語
(Mixed Language)であり、二つの言語要素から構成される動詞も多用されている。
本発表では、中国語起源の語彙にモンゴル語起源の接辞やテンスマーカーを
加えてつくる新たな動詞を「バイリンガル動詞」としてとらえ、そのタイプ、特徴と
使用頻度を考察する。

交通:東京メトロ 丸の内線・本郷三丁目駅、千代田線・湯島駅または根津駅、
    南北線・東大前駅の各駅より徒歩約10分
   *山上会館は、三四郎池と御殿下グラウンドの間にある建物です。
参加費: 無料
主催:「科学研究費基盤研究(B)(1) 移民コミュニティの言語の社会言語学的研究」
(代表 日比谷潤子)

事前のお申し込みは必要ありません。どうぞ奮ってご参加ください。


問い合わせ先: hayasi[アットマーク]l.u-tokyo.ac.jp, 03-5841-3806 (林)


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