會議名稱:「シンポジウム 王の条件―水林彪著『天皇制史論』をめぐって―」
(奈良女子大学21世紀COEプログラム「古代日本形成の特質解明の研究教育拠」)
日 時:2008年3月4日(Tue) 13:00~17:30
會 場:奈良女子大学大学院F棟5階 会議室
話題提供者:
大久保徹也(徳島文理大学・日本考古学)
小路田泰直(奈良女子大学・日本近代史)
水林彪(一橋大学・日本法制史)
渡辺信一郎(京都府立大学・中国古代史)
討論参加者:
小林敏男(大東文化大学・日本古代史)
內容簡介:
我々は1960年代以来、「民衆史」や「地方史」にかまけて、国家の中枢を語ることを怠ってきた。語るときはその「批判」を目的に語るだけで、その成り立ちそのものの原理を解明するために語ることは少なかった。だから政局史的な政治史の語りをもって、国家中枢に関する語りに代えてきた。その怠慢に衝撃を与える一書が出た。水林彪氏の『天皇制史論』だ。この機会を逃すべきではないと思った。そこで氏の議論を手がかりに、王とは何か、主権とは何かを、心ゆくまで語り合ってみたいと思い、このシンポジウムを企画した。討論者が氏の議論を踏まえて自らの王論を語り、水林氏が応答するという形をとりたい。なお参加を希望される方はできれば次の参考文献(特に〈1〉〈2〉)に目を通しておいていただきたい。
参考文献
〈1〉水林彪『天皇制史論』(岩波書店、2006年)
〈2〉水林彪「「支配のLegitimitat」概念再考」(『思想』995号、2007年3月号)
〈3〉折原浩『マックス・ヴェーバーにとって社会学とは何か―歴史研究への基礎的予備学』(勁草書房、2007年)
奈良女子大学21世紀COEプログラム「古代日本形成の特質解明の研究教育拠第5研究グループ代表 小路田泰直点」
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