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栗原弘著,『平安前期の家族と親族』(歴史科学叢書)
東京:校倉書房,2008年4月。356頁,A5判,ISBN:9784751739402。
內容簡介
平安前期の庶民層の婚姻形態、家族形態を、『日本霊異記』などを史料として分析し、また、貴族層の邸宅の相続が、父系相続であったと認められることから、その居住形態について検討し、つぎに婚姻の決定権について、庶民層の女性が自分の意思で決定できたのにたいし、貴族層では父親に決定権があり、女性に自由がなかったことを明らかにし、さらに離婚の実態、臣下の藤原良房が天皇の娘と結婚した画期的な出来事や、養子制度の問題などについて考察した。
目 次
第一部 古典文学における婚姻と家族
第一章 『日本霊異記』における婚姻形態
第二章 『日本霊異記』における家族形態
第三章 九世紀における備中国賀陽郡司の婚姻と居住形態
第二部 貴族の家族
第一章 藤原内麿家族
第二章 藤原冬嗣家族
第三章 藤原良房と源潔姫の結婚の意義
第三部 養子制度
第一章 藤原良房と基経の養子関係の成立時期
第二章 平安前期の養子
総論−平安前期の家族と親族のまとめ
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