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陶安あんど 著,『秦漢刑罰体系の研究』
東京:創文社,2009年4月。B5,587頁。ISBN:9784423741009。
內容簡介
秦漢とは、刑法に関し二つの歴史の流れが交差する転換点である。一つは秦より遥かに古い時代に遡る肉刑中心の刑罰体系が崩 れていく過程、一つは刑徒の労働力を活用する刑罰体系を構築する流れである。本書は後漢律学の影響を廃し、秦律固有の刑罰体系の主軸が死・刑・耐であると の結論を導く一方、城旦舂・鬼薪白粲・隷臣妾・司寇については社会的行為能力と責任能力という新しい分析視角から身分秩序の文脈でそれを捉え直す。その上 で肉刑の廃止と肉刑に代わる新刑罰の創設を、文帝の刑制改革という狭い枠組みから開放し、秦漢刑罰体系の変遷について新たな鳥瞰図を描く。歴史全体への展 望と、同時代資料の精読に基づいた全編書き下ろしの意欲作。
目 次
秦律の刑罰体系
刑罰体系の骨組\刑罰と身分
変容の兆し
刑罰体系の細分化
貲罪――非刑罰的制裁措置の編入
漢代の刑罰体系の変遷
中間刑の変遷と減死徙辺の形成
労役刑体系
刑政批判にみる刑罰体系の変遷
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