close
講  題:「中国の民衆における信仰と冥界観
講  演: 二階堂善弘(関西大学教授)

司  会: 中村一基(岩手大学教授)

日  時: 2006年7月30日(日)14:00開会 ~ 15:30閉会(予定)
場  所: 岩手大学附属図書館2F 生涯学習・多目的学習室
主辦單位:東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成 景観班・民俗信仰班
連絡先:中村一基
岩手大学教育学部国文学研究室
Tel&Fax: +81-(0)19-621-6516
E-mail:nikki@iwate-u.ac.jp


講演內容介紹


中国の民衆の宗教というと、道教を連想しがちだが、実際には民間信仰が占める部分がかなり多い。唐以前においては、儒・道・仏の三教はむしろ民間信仰とは乖離している面が強かった。宋代以降は道仏の二教は民間信仰と融合していくが、それでも民間の巫者と、僧侶・道士の間には大きな隔たりがある。


 民衆においては識字層が少ないこともあり、演劇や語り物による影響が強く作用している。『西遊記』や『封神演義』が演劇などを通じて広まり、民間信仰のあり方までも変えてしまったのは、そのためである。民間における神体系は、ほとんどこれらの通俗文芸に準拠するものとなっている。
 また道士や僧侶、また民間の巫者が行う儀礼や、民衆の風俗習慣においては、冥界観が非常に大きく作用している。現在の中国の冥界観は、仏教の地獄の影響を受けて成立したものであるが、かなり独自に発展した部分も多い。こういった中国の宗教信仰の概観や特徴について述べてみたい。

 

arrow
arrow
    全站熱搜

    phc85123 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()