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応神大王の時代-河内政権の幕開け-(大阪府立近つ飛鳥博物館 平成18年度秋季特別展)
展覽主旨
古墳時代中期の、4世紀後葉から5世紀にかけて、倭の大王たちは、大阪の河内の地に王墓をつくるようになります。それは一説には、ヤマト王権を担う、河内に基盤を置く新たな勢力の台頭を示していると考えられており、いわゆる「河内政権」の誕生を意味します。
古市古墳群の中で卓越した存在である応神陵古墳は、河内に大王墓が築かれた、まさに初期の超大型前方後円墳であり、応神大王の出現ごろから国内の政情や国際関係も転換期を迎えています。河内政権を語る上で、応神大王の存在と応神陵古墳の出現の持つ意味は大きいと考えられます。
また、応神陵古墳の北東に近接した三ツ塚古墳からは、他に例をみない大型石材や石棺の運搬道具と想定される「修羅」が見つかっています。修羅は大型古墳の築造において欠かせない道具であり、応神陵古墳などの築造にも用いられたことでしょう。
そこで今回の展示では、「修羅」が国重要文化財の指定を受けたのを記念して、応神陵古墳と応神大王の時代にスポットを当て、当時の政治変動と社会変化を河内政権の動向と関連づけて考えてみたいと思います。
主催:大阪府立近つ飛鳥博物館・京都大学総合博物館・毎日新聞社・毎日放送
後援:近畿日本鉄道株式会社
日時:2006年9月30日(土)~11月26日(日)
月曜休館(ただし、10月9日(月)は開館、10月10日(火)は休館)
午前10時~午後5時(但し入館は午後4時30分まで)
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