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說明:慶應義塾大学東アジア研究所プロジェクト「東アジアにおける宗教文化の再構築」の第9回研究会を下記の通り開催致しますので、万障お繰り合わせの上、ご参加下さい。
今回は、韓国と中国から研究者を招いて、「祭祀と演劇」というテーマで行いたいと思います。総合討論の場も設けてあります。なお、研究会終了後(15時30分)当日開催中の東アジア研究所学術大会にもご参加頂ければ、幸いです。

日時:2007年6月30日(土)午前10時30分~
場所:〔東京〕慶應義塾大学(三田)第1校舎3階132番教室

発表① 10:30~12:00
発表者:田 耕旭[チョン・ギョンウク](高麗大学校師範大学国語国文科教授)
演題:「韓国仏教と演戯者の関連について」(韓国語・通訳付)
1959年ソウル生まれ。韓国高麗大学校師範大学国語国文科博士課程終了。文学博士。現在、高麗大学校師範大学国語国文科教授兼高麗大学校民俗学研究所長。韓国の伝承文学から出発して、演劇学、民俗学を研究の幅を広げている。2004年には一年間、中国雲南省にて研究生活を送り、現在は中国、韓国の比較民俗学の一線に立って活躍中である。主要著書に『春香伝の辞説形成原理』(学位論文、1990年)、『韓国仮面劇』(1998年)、『韓国の伝統演戯』(2004年)などがある。今回は韓国の芸能史のなかで比較的研究が遅れている法体の芸能者を主題にして語る。彼らの歴史とその芸能の内容は日本や中国の芸能と宗教文化を考察する上で示唆するところが多いと思われる。『韓国仮面劇』は翻訳があり(訳:李美江)、2004年に法政大学出版局から出版されている。

発表② 13:00~14:30
発表者:馬 建華[マー・ジェンファ](福建省藝術研究所研究員)
演題:「中国福建省の上元節―仙游県至霊宮の事例から」(中国語・通訳付)
1953年生まれ。山東大学中文系宋元明清文学修士課程修了。現在、福建省藝術研究所研究員兼福建師範大学文学院修士生指導教授。中国古典文学の緻密な読解を基礎にして、近年は地方演劇と祭祀のかかわりに関して、現地調査を継続している。特に生地の莆田、仙游地方の研究においては重厚な論著を発表している。同地方は、目連戯、莆仙戯など祭祀と関わりの深い芸能が今日もなお盛んに行われていて、福建のみならず全国的にも注目されている。主要論著に『莆仙戯与宋元南戯、明清伝奇』(2004年)、『莆仙戯史論』(共著、2006年)、「女性の救済-莆仙目連戯と『血盆経』」野村伸一編『東アジアの祭祀伝承と女性救済─目連救母と芸能の諸相』風響社、2007年〈7月刊行予定〉所収)がある。今回は、2007年に行なわれた莆田市の至霊宮と梅洋宮の旧正月の祭儀をもとに発表する。馬建華氏は莆田地方の言語に精通して、内在的な調査が可能であり、その上で今日の儀礼に含まれる宗教文化上の意味を考察しようとしている。

総合討論 14:45~15:30

発表③ 15:55~16:45
東アジア研究所第22回学術大会
場所:大学院校舎8階東アジア研究所・第一共同研究室
発表者:野村伸一(慶應義塾大学文学部教授)
演題:「祭祀儀礼の現場からみた東アジア」

問い合わせ先:慶應義塾大学文学部 鈴木正崇
       TEL 03-5427-1138 FAX 03-5427-1578
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