『西北出土文献研究』 創刊号 西北出土文献研究会 2004.3
目次
【論説】
岩本篤志：羽田記念館所蔵「西域出土文献写真」766・767『十六國春秋』考 ―李盛鐸旧蔵敦煌文献をめぐって―
中村威也：Дх10698「尚書費誓」とДх10698v「史書」について―P.3871 隷古定尚書・勵忠節抄との{てへん+綴の右}合をめぐって―
町田隆吉：「唐咸亨四（673）年左憧憙生前功徳及随身銭物疏」をめぐって―左憧憙研究覚書（１）―
関尾史郎：トゥルファン将来、「五胡」時代契約文書簡介
【ノート】
鶴田一雄：敦煌出土の書跡に関する一考察
舩城俊太郎：平安時代の日本漢文に見られる中国俗語の疑問詞三種―多少・争・早晩―
『西北出土文献研究』第2号 西北出土文献研究会 2005.3
第2号の刊行にあたって
凡例
玄幸子「『佛説天地八陽神呪經』（浙敦060）にみる偽経伝達過程への一考察」
岩本篤志「敦煌・吐魯番発見「晉史」写本残巻考－『晉陽秋』と唐修『晉書』との関係を中心に－」
關尾史郎「「北涼年次未詳（5世紀中頃）貲簿殘卷」の基礎的考察」（上）
鶴田一雄「北涼・西涼時代の書跡について」
關尾史郎「トゥルファン将来，「五胡」時代契約文書簡介補訂－張伝璽「関於香港新見吐魯番契券的一些問題」を読む－」
町田隆吉「「蒲陶」と「蒲桃」－トゥルファン文書に見える「葡萄（ぶどう）」の漢字表記について－」
創刊号正誤表
執筆者紹介
『西北出土文献研究』第3号 2006
目 次
【論 文】
關尾史郎「甘粛出土，魏晋時代画像磚および画像磚墓の基礎的整理」
市来弘志「画像磚に見る魏晋期酒泉の家畜と牧畜－嘉峪関新城古墓群を中心として－」
園田俊介「酒泉丁家閘5号墓壁画にみえる十六国時代の河西社会－胡人図像を中心として－」
玄幸子「『佛説天地八陽神咒經』の言語特徴について」
【史 料】
荒見泰史「中国国家図書館蔵敦煌写本・北京8407『衆經要集金蔵論』校録」
關尾史郎「疏勒河古墓群出土鎭墓文について－附，「中国西北地域出土鎭墓文集成（稿）」補遺－」
【学 会】
本間寛之「中国・トゥルファン学学会参加記」
『西北出土文献研究』第4号 西北出土文献研究会 2007.3
目 次
【論説】
栄新江・李肖・孟憲實／張娜麗訳、新獲トゥルファン出土文献概説
高村武幸、辺境出土史料からみた漢代の地方監察
荒見泰史、盂蘭盆経の新資料，上海図書館蔵068『盂蘭盆経讃述』
【ノート】
伊藤敏雄・于志勇、米蘭の遺跡とその現状
關尾史郎、トゥルファン出土「菩薩懺悔文承陽三年題記」について
片山章雄、旅順博物館所蔵の大谷探検隊将来吐魯番出土物価文書
【書評】
岩本篤志、書評・余欣著『神道人心―唐宋之際敦煌民生宗教社会史研究』
【紹介】
速水大、蘭州大学敦煌学研究所
『西北出土文献研究』第5号 2007.3 画像磚墓・壁画墓特集
目 次
關尾史郎「第5号の刊行にあたって」
【凡例】
白石典之「甘粛西部における魏晋十六国時代墓の編年―副葬陶器を中心にして―」
町田隆吉「４～５世紀吐魯番古墓の壁画・紙画に関する基礎的検討」
荻美津夫「嘉峪関・酒泉地域魏晋墓磚画，敦煌莫高窟壁画にみられる音楽資料について」
小林 聡「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓―絵画資料における進賢冠と朝服の分析の試み―」
園田俊介「河西画像磚墓にみえる胡人図像―魏晋期の酒泉を中心として―」
三崎良章「遼寧省における魏晋時代の壁画墓―遼陽と朝陽，そして酒泉―」
關尾史郎「民楽出土，魏晋壁画墓をめぐる諸問題」
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