狭川真一(元興寺文化財研究所)編,『日本の中世墓』
東京:高志書院,2009年3月。A5,346頁。ISBN:9784862150554。
內容簡介
本書は日本の全地域とロシア極東・中国東北部、台湾を中心とした南西諸島を含む全17編の論考と,各地域のトピック的な遺跡を取り上げた事例報告10編からなる。各論考では①屋敷墓の成立と展開,②共同墓地(集団墓地)の発生,③火葬受容の問題,④石塔と墳墓,⑤中世墓の終焉を課題にしている。列島全域の中世墓の現状を把握できる本書は、葬墓制研究のみならず,中世の社会史・宗教史,地域史研究の礎となる。
主として日本の中世墓の歴史と具体像について論じる。日本の全地域とロシア極東・中国東北部および台湾を中心とした南西諸島を含む全17編の論考と、各地域のトピック的な遺跡を取り上げた事例報告10編を収録。
目 次
第1部 西日本編
近畿の中世墓
西口圭介 著
3−22
近畿の中世石塔
狭川真一 著
23−40
一石五輪塔と高野山
北野隆亮 著
41−46
東中国の中世墓
中森祥 著
47−60
西中国の中世墓
古賀信幸 著
61−72
大村遺跡
柴田英樹 著
73−78
四国の中世墓
海邉博史 著
79−98
弥谷寺に残る弥谷信仰
片桐孝浩 著
99−102
九州の中世墓
中島恒次郎 著
103−118
尾窪遺跡の再検討
美濃口雅朗 著
119−126
沖縄・グスク時代の葬墓制
瀬戸哲也 著
127−138
浦添ようどれ
佐伯信之 著
139−146
特論:台湾原住民と漢族の墓制
角南聡一郎 著
147−162
第2部 東日本編
東海の中世墓
松井一明 著
165−186
甲信の中世墓
河西克造 著
187−204
一の谷中世墳墓群と岩室中世墓群
木村弘之 著
205−210
北陸の中世墓
水澤幸一 著
211−228
三峯中世墓群
赤澤徳明 著
229−234
南関東の中世墓
佐々木健策 著
235−246
「やぐら」をめぐる現状と、その問題
岡陽一郎 著
247−250
房総の中世墓
簗瀬裕一 著
251−268
北関東の中世墓
齋藤弘 著
269−280
奥羽の中世墓
山口博之 著
281−298
松島・雄島
田中則和 著
299−306
アイヌ文化期の墓制
鈴木信 著
307−320
北海道泊村堀株1遺跡
越田賢一郎 著
321−326
特論:極東地域の葬墓制
臼杵勲 著
327−340
総括
狭川真一 著
341−344
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