南國島夷：古代東亞與中國中古研究

李承律著，『郭店楚簡儒教の研究─儒系三篇を中心にして』

東京：汲古書院，2007年11月。/ 637+23頁。A5判。ISBN ： 978-4-7629-2822-2。

內容簡介

郭店楚簡という新出土資料を材料とし、文献資料と比較考察することによって、中国古代の思想文化の特質及びその全体像を解明する。著者の博士学位論文及びその前後に発表した諸論考をベースにまとめた一冊。

目　次

序論 郭店楚墓竹簡と中国古代思想史研究

一 郭店楚墓竹簡の発見

二 郭店一号楚墓の考古学的考察

三 本書の目的と方法及び構成と内容

第一部 『唐虞之道』の堯舜禅譲説の研究

はじめに

第一章 『唐虞之道』の堯舜禅譲説

第二章 『唐虞之道』の愛親と孝思想の特質

第三章 『唐虞之道』の尊賢思想と先秦時代の尚賢論

第四章 『唐虞之道』の社会的利思想

第五章 『唐虞之道』の養生思想

第六章 『唐虞之道』の知命と中国古代の命論

第七章 『唐虞之道』の謙遜思想

おわりに 『唐虞之道』の成立時期と所属学派

第二部 『性自命出』の性情説と礼楽説の研究

はじめに

第一章 問題の所在

第二章 『性自命出』の性情説

第三章 『性自命出』の礼楽説−礼楽の根源

第四章 『性自命出』の礼楽説の漢代儒教への影響

おわりに

第三部 『魯穆公問子思』の忠臣観の研究

はじめに

第一章 『魯穆公問子思』の忠臣観の特徴

第二章 先秦時代の忠−まこと・まごころの忠と忠君・忠誠の忠

第三章 『筍子』臣道篇における忠のランクづけと『韓非子』の忠

第四章 諸他の文献に見られる忠臣との比較考察

第五章 爵禄と義

おわりに

結論 郭店一号楚墓より見た中国考古類型学の方法論と白起抜郢の問題

はじめに

一 いわゆる考古類型学に内在する諸問題

二 白起抜郢の問題

おわりに