水間大輔著,『秦漢刑法研究』


東京:知泉書館,200712月。A5判。528頁。ISBN978-4-86285-024-9


 


內容簡介


前近代の中国では、法律は民衆を統治するための道具であった。本書は「律」という法規範、そのなかでも刑法に関わる条文を分析し、国家が民衆を統治しようとする政策的意図を明らかにする。秦律、漢律のなかの刑罰法規を分析することにより、犯罪処罰の全体的な傾向を考察する。まず殺人、傷害、窃盗など典型的な犯罪に対する処罰を考察、それを踏まえて未遂、予備、陰謀、共犯、連座など犯罪一般に共通する問題を検討して、秦律、漢律では刑罰を通して犯罪の発生を抑止しようとする「一般予防」が、前近代社会のなかでも特に重視されていたことを明らかにする。


近年公表され学術界の注目を集めている張家山漢簡「二年律令」を用い唐律など後世の刑法とも比較しつつ、秦・漢における犯罪と処罰の関係について詳細かつ総合的に検討。秦律・漢律の分析を通じ、秦・漢がどのような民衆統治を目指していたかを明らかにする。近年の出土法制資料を全面的に取り上げた先端的な研究書。著者の博士論文に改訂を加え、附論を補い公刊。


 


 


目 次


序 章 秦漢刑法研究史と問題の所在
第一章 秦律・漢律の刑罰制度
第二章 秦律・漢律における殺人罪の処罰
第三章 秦律・漢律における傷害罪の処罰
第四章 秦律・漢律における窃盗罪の処罰
第五章 秦律・漢律における未遂・予備・陰謀罪の処罰
第六章 秦律・漢律における共犯の処罰
第七章 秦律・漢律における事後共犯の処罰
第八章 秦律・漢律における連坐制
終 章 秦律・漢律における犯罪処罰の傾向
附 論 湖南張家界古人堤遺祉出土漢簡に見える漢律の
    賊律・盗律について


 

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