村上哲見(Murakami Tetumi)先生獲頒日本學士院賞


日本學士院(The Japan Academy)及《讀賣新聞》,2009312


村上哲見先生(日本東北大學名譽教授)以中國文學為研究領域,並以宋詞研究的成果,於昨日獲日本學士院(The Japan Academy,相當於中央研究院 Academia Sinica)頒「日本學士院賞」,同時獲選「恩賜賞」。2009年度同時入選者,包含村上先生共計10人。村上氏獲獎說明如下:


村上哲見氏は、著書『宋詞研究 唐五代北宋篇』(創文社、1976年2月)および『宋詞研究 南宋篇』(創文社、2006年12月)において、唐末・五代に始まり、北宋を経て南宋にいたる「詞」と称される抒情文学の発生・展開・成熟の歴史を、主要な作家の作風と、その韻文様式の変遷を分析することによって、系統的・文学史的に追究しました。


中国における従来の詞文学に対する評論は、過去の作者の作品を自己の創作の模範として、どの作家、どの作品を理想と考えるか、という観点からなされ、活動の時期を異にする作家たちを同一平面に並べて論評してきました。


村上氏はこれに対し、唐宋間の文学傾向の変化という巨視的な文学史的視点に立って、唐の温庭筠、北宋の張先、柳永、蘇軾、周美成、南宋の辛棄疾、姜夔、呉文英、周密など、各時代を代表する作家たちのそれぞれの時代背景、作家間の作風の継承関係などを微細に分析し、唐末・五代に発して北宋に充実し、南宋に極まった「詞tsu文学」の文学史的変遷を、客観的な資料分析により、はじめて体系的に描き出しました。「詞文学」の作家・作品を豪放派、婉約派に二分する従来の評論に対しても、両者の間に微妙な交錯が認められるという独自の見解を提起しています。


日中両国における研究史を通じ、文学史的視点の提示という点で、傑出した成果を示した研究として評価されます。


 

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