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高木重俊著,『唐代科挙の文学世界』(研文選書102


東京:研文出版社,20092月。精裝,A5判,265+7頁。ISBN978-4876362950


 


內容簡介


中国史上はじめて科挙という社会的事象が定着し、士人の精神や人生に新たな影響を与えたのは唐代の三百年である。詩文をもって選抜する試験は、文学史に初めて新たな題材を提供しただけでなく、以後千年にわたり、良きにつけ悪しきにつけてモデルとなった。科挙の歴史的展開と変遷を見るためにも、唐代の科挙文学の世界は重要なのである。ただ、話題は科挙だけにとどまらず、銓選(任官選考)や推挙を要請する士人の行動にも及んでいる。名利の世界への飛翔を願った唐代の知識人が、科挙と銓選という選抜のシステムにいかに立ち向かい、その得喪の結果から生じた思いをいかに文字に託したか、さらにまた、幸いに官人としての身分を得ても、およそ順調な官僚生活とは無縁だった大多数の士人たちが、文章に託してどんなメッセージを歴史に書き込んだのかを見ようとした。


文学史に新たな題材を提供した唐代の科挙文学の世界三百年の展開と変遷を韻文・散文の諸作品と人物を通して考察する。


 


目 次


 


第一章 「至公」に寄せる思い


第二章 韻文篇


受験生たちの長安


及第詩


落第詩


得喪の悲観こもごも


詩人のいる風景


第三章 散文篇 干謁の文章


筆記小説から


第四章 貢挙・銓選と「文章」


第五章 詩人任華の咆哮


任華における李白・杜甫


任華の自薦と文学



 

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